情報収集と勉強の最近のブログ記事

プリンタを買い換えた。
キヤノンのPIXUS MG7530。


B00N3F47QMCanon キヤノンインクジェット複合機 PIXUSMG7530BK ブラック
キヤノン 2014-09-04

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以前にはやはりキヤノンのip4100を使っていたのだけれど
・かなり古くなってしまったこと
・スキャナが付いていないこと
・息子たちがプリントする必要があったこと
ということで購入。

10年間ぐらい、プリンタを買い換えずに使ってきて
最新の機材を購入および使ってみて驚くことがたくさんあった。
情報化社会の浦島太郎である。

まず、驚くほどの低価格。これはおそろしい価格破壊だ。

某家電量販店で購入したのだが、
ポイントを700円分ぐらい充当して16,740 円なり。

純正インクが約5,000円だったので
インクを買い換えるなら
本体買っちゃったほうがいいぐらいだ。

次に、さりげなく導入されているさまざまな最新技術。

無線LANでつなげることが便利。
配線がごちゃごちゃしなくてすっきりする。

NFCを読み取るので、スマホやタブレットをかざすだけで印刷可能。
いちいちケーブルを接続する時代は
終焉を迎えているのかもしれない。

ファームウエアを無線LANの通信経由で
アップデートすることもできる。

イーロン・マスク氏の率いるテスラモーターズが
クルマの不具合をネット経由でアップデートする時代なわけだ。

IoT(Internet of Things :モノのインターネット)が進展して
いまにアップデートできないのは
人間ぐらいになってしまうなあ、と苦笑した。

ちなみにIoTに関しては、日本テレビ「SENSORS」
女性クリエイター対談の書き起こしがlogmiに載っていて面白かった。

Rubyの女神とも呼ばれる池澤あやかさんが
金魚の水槽にセンサーを取り付けて、
水温が熱くなると「死にそう......」とつぶやく仕組みを
作った話に笑った。

ギーク女優・池澤あやか、IoTの魅力は「植物とか金魚と会話できるところ」-女性クリエイター座談会

ところで。
PIXUS MG7530を購入してから
フェイスブックの右側にあるフェイスブック広告に
PIXUS MG7530の広告が出るようになった。

いや、もうこれ買っちゃったもん、とおもっていると
次には安い機種を表示する(苦笑)

なんだかなあとあきれていたところ、
さらに安い機種を表示してきた。

ひょっとしてバカにしてますか?

Amazonのおすすめ機能が代表的だが
これらはレコメンデーションエンジンと呼ばれる
インターネットの閲覧や記載の履歴をもとにしたデータベースから
推測して表示される。

広告の場合は、DSP広告と呼ばれる仕組みがある。
DSPとは、Demand Side Platformの略で
要するに不特定多数にムダな広告を配信するのではなく
需要(Demand)があるターゲットを選別して
広告効果を最大化、効率化する。

文字からみると一見、消費者に合わせた広告のようにみえるが
DSP広告の需要があるのは広告主だ。
ムダな広告は打ちたくないよね、という広告主のご都合だ。

しかしだな、買っちゃったものを表示しても効果がないだけでなく
何度も何度もレコメンドされちゃうと気分が悪くなる。

だから、アドテクノロジーは嫌われるのだ。

現在のこうした人工知能(AI)の問題は
「空気が読めない」ことに尽きる。

広告を「土足マーケティング」と呼んだのは、
セス・ゴーディンだった。
もう10年以上前の本になるが、以下に書かれていた。


4881358057パーミションマーケティング―ブランドからパーミションへ
セス ゴーディン Seth Godin
翔泳社 1999-11

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現在のアドテクノロジーは
データベース上の履歴や記載から推測するが
人間の気持ちまで読みとる精度は、現在のところはない。
だから「土足」で踏み込んでくる。

だが、最近ネイティブアドに対する批判が高まっているが
「広告なのに広告じゃないようにみせる」人為的な工作をするより
まだ機械のほうが、ある意味、誠実ではないかとも感じる。

補足すると、ネイティブアドとは
各メディアが記事の体裁で配信する広告のことで
インフィードなどさまざまな形態があるが
主要なものは、過去の広告でいえば「記事広告」だ。
言い切っちゃうけれども。

かつて新聞や雑誌などのメディアでは
スポンサーがお金を出して掲載している記事体裁広告は
「PR」や「提供」などきちんと記載をして
「これは記事のようですが広告ですよ」と明示していた。
消費者を惑わせないためだ。

それを一部のデジタルメディアが
「PR」や「提供」を抜いて記事のように見せかけたことが
議論されている。

いっとき問題になった
ステマ(ステルスマーケティング)まがいだということで
眉をひそめたり、怒り狂っているひとがいる。

が、しかし。
消費者からすると、どーでもいいことのようにもおもえる。
なにをそんなに騒いでいるのだ?と滑稽にみえる。

いかにも「買ってくれ!」ビームをびしばし感じるものは
広告だろうが編集記事だろうが、ちょっと引く。

とはいえ、いいものを真摯に丁寧に紹介しているコンテンツに関しては
広告だろうが編集記事だろうが、ふむふむと読む。
それを買うかどうか判断するのは読者(消費者)である。

まあ、早い話がスポンサーがいるなら
「広告」って書いちゃうのが誠実で、それだけのことでしょ。
書けばいいじゃん。誤魔化さずに。

ブランディングは企業と消費者の信頼のきずなであり
企業側から何を発信するかが重要ではなく
消費者のなかに蓄積された信頼が重要になる。

これは『ブランド・マインドセット』という本に書かれている。
誠実さは大切。


4881358669ブランド・マインドセット
デューンE. ナップ Duan E. Knapp
翔泳社 2000-08

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脇道にそれました。広告の話はおしまい。

いまは「空気を読めない」人工知能だけれど
いずれは、学習して精度を上げることで
もしかすると心に刺さるようなオススメをするようになるかもしれない。

そのための技術のひとつが
「機械学習(machine learning)」だろう。

たとえば、ご存じのひとも多いかもしれないが
マイクロソフト社が構築した
年齢と性別を当てる「How-Old.net」が話題になった。

マイクロソフト社の開発者向けイベント
「Build 2015」の基調講演でAzureのデモとして紹介され
Azure Marketplaceの顔認識API、PowerBI、Azure Stream Analyticsを使って
構築したそうだ。

Microsoftの顔写真での年齢/性別当てサイトが人気に(Azureのデモで)

「やだ、私ってばまだ20代?!いや~ん」
女性をよろこばせるために、女性の顔を判別したときには
ちょっと年齢を低めに表示するような
アルゴリズムがあるんじゃないかと邪推する(笑)

Azureのクラウドベースの機械学習は「Azure ML」で、
雌牛の発情期を予測して出産頭数を増やすなど
畜産業でも活用されはじめているという。

牛も「コネクテッド」に--機械学習の力が分かる3つの活用事例

こうして人工知能が発達すると
ある時期にテクノロジーが人間の知性を超えてしまう
そんな時代が到来するかもしれない。

ツイッターで教えていただいたのだが
「シンギュラリティ(特異点)」というらしい。

茂木健一郎氏がGLOBIS 知見録で10分間で60枚ものスライドを駆使して
シンギュラリティを含めた人工知能について解説されている。

テンションの高さに圧倒されるが、このプレゼンは凄い。



シンギュラリティに興味が沸いたので
Amazonでレイ・カーツワイルの本を購入した。


4140811676ポスト・ヒューマン誕生―コンピュータが人類の知性を超えるとき
レイ・カーツワイル 井上 健 小野木 明恵 野中香方子 福田 実
日本放送出版協会 2007-01

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図書館で借りていたのだが、あまりの分厚さに読み切れずに
返却してしまった。しかしやっぱり読みたいので購入。
めっちゃ分厚いのだが面白い。

人工知能の発達を危惧する知識人も多い。
スティーヴン・ホーキング博士をはじめイーロン・マスク氏もそのひとり。
コルタナを開発するマイクロソフト社を創業した
ビル・ゲイツ氏も警鐘を鳴らした。

まさにSFのような状況だ。
21世紀っぽい。いや実際に21世紀なのだが。

スパイク・ジョーンズ監督の『her』という映画のように
人工知能に恋をしてしまうことも現実にありそうだ。



やがて人工知能は
知性だけでなく感性を
そして感情を持つようになるかもしれない。

しかし、そのとき人間の優位性は
生身のからだを持っていることではないだろうか。

五感がデータ化されてクラウドに蓄積されたとしても
いま、自分が感じているクオリア
つまり感覚は自分だけのものだ。

150510_aozora.jpgあなたがあなたであること。
それはいま感じている空の青さだとか
空気のすがすがしさだとか
おいしいご飯だとか
あったかい誰かの掌にある。

だから、カラダを大切にしたい。
というのはそれが人間独自のものだカラダ。

とかなんとか。
お後がよろしいようで。

(外岡 浩)

「情報を呼吸する」というコトバが浮かんだ。
いいフレーズだ。しかし、どこかで読んだ気がする。

どうしても出典が浮かばないので
ウェブで検索したところ、ジャーナリストの津田大介さんが
『情報の呼吸法』という本を書かれていた。

あ、これ持ってる。


4255006210情報の呼吸法 (アイデアインク)
津田 大介
朝日出版社 2012-01-10

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ところが、雑然とした本棚を探したのだが
津田さんの本がみつからない。

ごく最近に他の本で読んだコトバのような気もする。
まあいいか。

生きていくために呼吸は必要である。
息を止めたら生きていけない。

情報に関しても
実際の呼吸と同じように吸ったり吐いたりするのがいいだろう。

情報の吸い込み=収集(インプット)
そして、情報の吐き出し=話す、書く(アウトプット)
が大事で、その「呼吸」を繰り返すことで
ぼくらはウェブの世界やリアルで生きていく。

しかし、吸い込んでばかりでは身体が膨れて苦しくなる。
吐き出してばかりでは酸欠になる。
情報という空気を「循環させること」が大切。

ぼくらは毎日の生活で
身体的な呼吸を意識することはない。

そんな風に生活の一環として
自然体で情報を吸ったり吐いたりするのが
大切なのだろう。

そこで、気持ちよく情報を呼吸するために
大切なことを5つ考えてみた。


1.吸うよりも吐くことが大事

谷川俊太郎さんと加藤俊朗さんが
『呼吸の本』という書物を出されている。
この冒頭で深呼吸と呼吸法の違いが示されている。


4904507487呼吸の本
谷川 俊太郎 加藤 俊朗
サンガ 2010-01-22

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深呼吸は、大きく吸って吐くのに対して
呼吸法は文字通り、吐いて吸う。
次のような箇所が非常に興味深かった。

「吸う」は「ためる」「ひとり占めする」「執着する」。
一方の「吐く」は「執着を取り払う」「心を浄化する」。
吸うより吐くほうが大事ということはそういうことです。

また、脳神経外科医の築山節さんは
『脳と気持ちの整理術 意欲・実行・解決力を高める』という本で
本や資料や話など「他人の脳の中にある知識」は
書く、話すなど出力を通してはじめて
自分の脳を通したことになると述べられている。


脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)築山 節

日本放送出版協会 2008-04
売り上げランキング : 4662


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つまり、記憶は入力ではなく出力をベースとして
考えたほうがいいというのである。

ぼくらはどちらかというと情報を収集すること
本をたくさん読んだり、ネットの徘徊に注力しがちだが
「書く、話す」というアウトプットが大事なのだ。


2.自分に合った適量・リズム・継続

読書のコミュニティでは、年末に
「年間100冊読了しました!」などの報告が踊る。
ぼくもそれ、やってみたことがあった。

そういう情報をみると
「やっぱりたくさん読まなきゃダメかな・・・」と
焦ってしまうひともいるだろう。

しかしながら、100冊読んだひとが
読んだけれど感想は3行だけ、ということも多い。

つまり読んだことに満足して
アウトプット、つまり吐き出すことができていない。
どこか「目標達成中毒(Goal Achievement Addiction)」になっている
滑稽な印象さえ受ける。

他人は他人、自分は自分。
そんなことで息を乱されてはいけない。

自分に合った適量の情報を収集し、自分のリズムで吐き出し
無理せずに情報の呼吸を継続すればいい。

他人のペースに惑わされそうなときこそ
深呼吸してみよう。
自然体で、あなたはあなたのままで生きるのがいちばん。


3.空気を変える

ウェブばかりで情報を呼吸していると
悪い空気を吸ってしまうことがある。

揚げ足取りと誹謗中傷ばかりの澱んだ空気の場所に
おもわず嵌まってしまうことも。

読書ばかりで文字の呼吸をしてみると
閉塞感に包まれることがある。

ときには音楽を聴いて「耳で呼吸する」
美術館や博物館に足を運んで「目で呼吸する」
家族や友人と話すことで「会話で呼吸する」

そんな風に空気を変えてみるといい。


4.鮮度を確かめる

最先端の情報がすべてよいとは限らないが
情報という空気には鮮度がある。

新鮮な空気を脳に送り込むこと。
そして、話したり書いたりして吐き出すこと。

テクノロジーにしても文化にしても
新鮮な情報には、好奇心を揺さぶられる新鮮な空気がある。
大好きなミュージシャンの新譜にはわくわくする。

とはいえ、情報の鮮度は絶対的なものではない。
たとえば古典をもういちど読み直してみると
真新しい感覚に、新しい風が吹いたように感じることもあるものだ。

つまり、自分にとって未知の領域は
鮮度が高い空気があり、リフレッシュしてくれる。

業界、同人、社内の人間関係などなど
閉ざされた環境の内部だけで生きていると
澱んだ空気によって、茹でカエルのように感性のセンサーを
鈍らせてしまう。

外に出よう。
新しい風に吹かれよう。


5.人間は忘れる

大切な情報を忘れることは怖い。
しかし、人間の脳内の許容量には限界がある。

人間は忘れる生き物であることを許容してしまおう。
忘れたことは恥ずかしくない。
「ごめん。それ忘れちゃった。なんだっけ?」と
また教えてもらえばいいだけのことだ。

いまは脳の延長として、あるいは外部記憶装置として
PCやスマホなどのガジェットや、インターネットの
クラウドによるストレージがある。
活用しよう。

とにかく情報は、ツイッターでつぶやいてTwilogにスクラップするとか
ブログやフェイスブックに投稿しておけばいい。
(フェイスブックの検索はいまいち使いにくいけれど)
とりあえず投稿しておけば、忘れちゃっても構わない。
気になったときに検索すればいいのだから。

検索して過去に自分が書いた記事を読み直すと
「え?これほんとに自分が書いた文章?」と
まったく書いたことを忘れていて、新鮮な気持ちになることもある。

過去の自分に出会うと新鮮な驚きがある。
忘却に感謝したい。

+++++

55a8792f6b3c74e2c0a5a3f7326dcedc_s.jpg無理に情報を吸い込むこともなく
いたずらにアウトプットの頻度にこだわることもなく
自然に、情報を呼吸したい。

穏やかに
吸って吐いて、また吸って
吐くことを繰り返して生活していきたい。

窓(Windows)を開けると
そこにはいつも新しい世界が拡がっている。
新鮮な空気がある。

気持ちを静めて
新鮮な情報という空気に触れていたい。

(外岡 浩)

稲盛和夫氏といえば、京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者ですが、かつて『アメーバ経営』を職場で借りて読み、非常に感銘を受けました。そこで、会社を設立するにあたって、稲盛氏が理念として考えられていた「物心両面の幸せを追求し、合わせて人類社会の進歩発展に貢献する」という部分をぼくも経営理念として真似させていただいております。

その稲盛和夫氏の経営哲学をじっくりと研究しようとおもい、いま集中して本を読んでいます。電子書籍で手に入れた『心を高める、経営を伸ばす』を6月3日に読了し、Amazonで5冊を注文、そのうち3冊が昨日届きました。


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4569636381心を高める、経営を伸ばす―素晴らしい人生をおくるために(PHP文庫)
稲盛 和夫
PHP研究所 2004-04

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4532195578アメーバ経営 (日経ビジネス人文庫)
稲盛 和夫
日本経済新聞出版社 2010-10-02

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4569579965稲盛和夫の哲学―人は何のために生きるのか (PHP文庫)
稲盛 和夫
PHP研究所 2003-07

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4837923100働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」
稲盛和夫
三笠書房 2009-04-02

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ちなみに、稲盛和夫氏関連の本以外で現在読書中の本は、ダニエル・ピンクの『フリーエージェント社会の到来』。2002年発行の本で若干古いのですが、ぜんぜん古さを感じません。むしろいま読んでも頷くことが多く、彼の先見性を感じます。


4478190445フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか
ダニエル ピンク 玄田 有史 Daniel H. Pink
ダイヤモンド社 2002-04

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趣旨としては、オーガニゼーション・マンという組織中心の働き方を選ぶ人間から、フリーエージェントという個人で自由に働く生き方にワークスタイルが変わってきたことが指摘されています。安定性よりも自由を選ぶ人間が増えてきたというわけです。しかし、フリーランスとはそもそも「自由な槍(ランス)」で闘う傭兵をあらわす言葉であり、自由を得るためには実力が問われる。安定を放棄して自由を選ぶ生き方はそれほど容易いものではないと、ぼくは考えるのですが、ダニエル・ピンクはフリーエージェントの生き方を絶賛しているようですね。フリーエージェントにはミニ起業家も含まれるのですが、まさにいま自分がその立場にあるため、書かれていることのひとつひとつが身につまされる思いがします。


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今日は、ブックオフで『Think Simple アップルを生み出す熱狂的哲学』を購入しました。稲盛和夫氏の経営哲学とスティーブ・ジョブズ氏の経営哲学を比較するのも面白いかもしれません。

4140815450Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学
ケン・シーガル 林 信行
NHK出版 2012-05-23

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昨日、ポエムピース電詩文庫としてマツザキヨシユキさんの『天秤座の彼女』をAmazonから発行しましたが、マツザキさんは楽曲の作詞活動もされていて、現在、谷川賢作さんに曲を書いていただき「ここは花の島」という曲を制作中です。

いっしょにお仕事をしている関係で、「ここは花の島」のデモ曲を聴かせていただきました。楽譜も見せていただいています。なんだかとてもラッキー。

雨降りの土曜日、あらためて「ここは花の島」を聴いています。いい曲だなあ。現在はデモ演奏なので、谷川賢作さんがピアノで弾き語りをされている状態ですが、ゆったりとした素敵な曲です。個人的にはD音のペダルトーンや一瞬入るディミニッシュの響きに惹かれました。メロディにも素敵な箇所がある。

合唱曲になるといいなあとおもいました。小学生や中学生の合唱で聴いてみたい。そして、学校の教科書などに掲載されることによって歌い継がれていってほしい。

ぼくには権利がないので、その曲を勝手に公開することはできないのですが、オープンソースとして伴奏の演奏と楽譜をウェブで公開して、歌いたいひとや演奏したいひとが実際に歌ったり演奏した映像をYouTubeにアップロードして、どんどん広めていったらいいなあとおもいました。マツザキさんと電話でお話したのだけれど、初音ミクのバージョンがあってもいいかもしれない。

かなり前のことなので忘れてしまったのですが、YouTubeでそれぞれのパートを歌ってもらって最終的にみんなの声をミックスしてひとつの合唱作品を創り上げた、というような事例もあったと記憶しています。クラウドソーシングの一形態なのかもしれないけれど、インターネットを通じて、たくさんのひとたちとのコラボから作品が生まれると楽しそうです。

CREATIVEのスピーカーを買ってから、iPad mini をBluetoothで接続してインターネットラジオ三昧な生活をしているのですが、音楽のある生活ってほんとうにいい。聴いても聴いても音楽はなくならないし、次々と美しい楽曲が生まれることも素晴らしい。

マツザキヨシユキさんと谷川賢作さんの曲がカタチになっていく過程が楽しみです。

+++++

谷川賢作さんは詩人の谷川俊太郎さんの息子さんで、DiVaというユニットで活動もされていました。

B001VJLW92詩は歌に恋をする~DiVa BEST
DiVa+谷川俊太郎 DiVa 谷川俊太郎
コロムビアミュージックエンタテインメント 2009-05-20

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ライフログ・・・などというたいそうなものではありませんが、手に入れた本やCDを記録しておきます。未読本の整理など自分向けの情報として、あるいはどこかで、あ、それぼくも(私も)持っている!というような巡り会わせがあることを期待して。

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今日はNHKラジオテキスト『英語で読む村上春樹』の5月号を購入しました。いつも挫折してしまうラジオ講座ですが、日曜日の夜遅い時間にも関わらず、4月分の放送は全部クリアできそうです。継続は力なり。5月も頑張ります。

右下の紫色のジャケットのCDは、プロフェッショナル・ブロガーの立花岳志さん( @ttachi )からもツイートでおすすめいただいて注文したマイブラ( My Bloody Valentine )の mbv というアルバム。実に22年ぶりの新譜のようです。本日 TOWER RECORDS Online から届きました。最初はノイズの洪水に戸惑うのですが、やがてそれが快楽になるアルバムです。

B00BHUJ2XIMBV
My Bloody Valentine
MBV 2013-03-04

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6曲目の「New You」が気に入っています。JAPAN TOUR 2013(2013/02/10)の動画があったのでYouTubeから。

New You


右上にあるのは夏川草介さんの『神様のカルテ2』。こちらは4月22日に購入しましたが、しばらくツンドク状態になりそうです。

4093862869神様のカルテ 2
夏川 草介
小学館 2010-09-28

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やや肌寒さを感じながら久し振りの新宿の雑踏を歩き、紀伊國屋書店に立ち寄りました。ビジネス書や電子書籍関連の本を物色していたのだけれど、最終的に購入したのは、谷川俊太郎さんの最新の作品集である『写真』。ポストカードサイズのかわいい写真集で、アフォリズムのような短い散文詩がついています。

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4794967950写真
谷川 俊太郎 解説・飯沢 耕太郎
晶文社 2013-02-01

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そのあとタワーレコードのエレクトロニカコーナーで2枚のCDを購入。ずっと前に試聴して気になっていたSerphの「el esperanka」と、今回試聴してよかったRhian Sheehanの「Stories From Elsewhere」。どちらもパワープッシュされていたアルバムです。Rhian Sheehanは、シガー・ロスなどを彷彿とさせる楽曲というように紹介されていました。

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NHKラジオ講座のテキストは「英語で読む村上春樹」。ずっと前から書店の店頭で気になっていたのですが、今週末から放送ということで買っちゃいました。iPad mini でNHKラジオを聴くことができる「らじる★らじる」をインストールしたので、タブレットで聴こうとおもっています。おお、石原千秋先生が座談会に登場されておる。

B00BLNUJPQNHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2013年 04月号 [雑誌]
NHK出版 2013-03-18

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『ノマドワーカーという生き方』は、三軒茶屋のTSUTAYAにノマド関連のコーナーが設置されていて、そこにあったいろいろな本を読み漁っていたところ共感して購入。なりたいとおもっていたわけではないけれど、結果としてぼくは起業せざるを得ない状況から自宅をオフィスにして、MacBook Airを持ち歩いてカフェで仕事をしている状況にあります。これはノマドワーカーというスタイルなわけで、ノマドなりの効率的な仕事の方法を模索していました。そんなときに、まさに参考になる本だとおもいました。

ノマドというワークスタイルは、一過性の流行や軽い気持ちからファッションとして採用するのではなく、時代や社会から個人が追い詰められた上で生まれてくるのではないかとぼくは考えます。まだ読み始めたばかりですが、真剣にプロブロガーとしてノマドのスタイルを選択している立花岳志さんの「生き方」に共感を得ています。

4492044620ノマドワーカーという生き方
立花 岳志
東洋経済新報社 2012-06-01

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P1000553.jpg

近所のTSUTAYAで本を眺めていたところ、小山昇という方の書いたビジネス書が2冊もあり、気になってしまいました。気になると買ってしまうのがぼくの悪い癖で、やっぱり買ってしまった。株式会社武蔵野、うーむ気になる。経営理念は定款でうたったのだけれど、経営計画をきちんと立てなきゃな、とおもっていたところなので参考になりそうな本です。法人登記でスタートを切ったのですが、経営を走らせながら勉強しよう。

4478021937強い会社の教科書
小山 昇
ダイヤモンド社 2012-10-19

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本とカフェとは密接な関係にあるとおもいます。通常ぼくはエクセシオールカフェとかスターバックスコーヒーを利用しているのですが、電子書籍とはいえ本を作るものとして、本と相性がいいカフェなるものを究めてみたい。本を読むのに最適な環境をみつけることも大切です。最近はブックカフェというものが人気があるらしい。読書会なども行われているらしい。

そこで買い求めたのが次の2冊です。

4396315910東京カフェ散歩 観光と日常 (祥伝社黄金文庫)
川口 葉子
祥伝社 2012-12-12

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4768304109TOKYO BOOK SCENE (玄光社MOOK)
玄光社 2012-11-28

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趣味なのか仕事なのかわからなくなってきましたが、これを仕事にするのだ。
技術評論社の『iPad mini 仕事術』はコンパクトにまとまっていてわかりやすく、名刺を写真で管理するTipsにへーっとおもいました。もう一冊は、あさ出版の会社設立に関するマニュアル本。ネットで調べているのですが、体系的にまとまっている本があると助かります。

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レジで会計を済ませているときに、hontoカードをいただきました。こんなところでhontoに出会うとは。iPad mini で会員になろうとしていたときなので、いいタイミングでした。

477415556XiPad mini 仕事術 やってイイことダメなこと
池田 冬彦 中筋 義人 朝倉尚 久我 吉史
技術評論社 2013-02-22

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4860635132会社の設立・資金繰り・申告・節税、ぜんぶこれ1冊でわかります
広瀬 元義
あさ出版 2012-02-17

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BOOKS

以下のムックおよび書籍で原稿を書かせていただきました。

4800249368天皇家の食卓と日用品 (TJMOOK ふくろうBOOKS)
宝島社 2015-12-04

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4800246660月とこよみの本
林 完次
宝島社 2015-09-18

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詩の電子書籍です。

B00CPQ6MM2天秤座の彼女 (ポエムピース電詩文庫)
マツザキヨシユキ 外岡浩
株式会社ソーセキ・トゥエンティワン 2013-05-08

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B00CXACOIG小峰に纏わりつくネコ (ポエムピース電詩文庫)
マツザキヨシユキ 外岡浩
株式会社ソーセキ・トゥエンティワン 2013-05-20

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DTMアーカイブス



最近のブログ記事

備忘録:Amazonから届いた本。
炎上関連で2冊追加。 ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)荻上 チキ 筑摩書房 2007-10by G-Tools ウェブを炎上させるイタい人たち-面妖なネット原理主義者の「いなし…
2013年3月16日 01:44
日本電子出版協会様から本をいただきました。
電子書籍業界の動向を把握し、知識を深め他企業との交流をはかるため、業界団体に参加を考えています。参加する団体の候補に日本電子出版協会様があるのですが、事務局に資料を求めたところ、メールとともに郵送で立…
2013年3月16日 00:58
電子書籍の勉強をしています。
AmazonでKindle Fire HDを購入したとき、一緒に電子書籍関連の本も購入しました。日経BP『これ一冊で完全理解 電子書籍』は100ページ程度の薄いムックですが、端末やストアの紹介はもちろ…
2013年3月 1日 02:52
デジタル著作権について勉強しています。
図書館で本をデジタル著作権についての本を借りてきました。もう少し最近のことが知りたい。…
2013年2月27日 05:17

自作曲弾き語り

ネバー・エンディング・ストーリー(THE NEVER ENDING STORY Cover)