2013年3月アーカイブ

Raven
SOARING
Raven
曲名リスト
1. where's the light
2. with green
3. vega
4. darksea
5. circus
6. 雨の日
7. Raven
8. cage
9. west
10. e.g.
11. wind

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SOARINGとは「soaring[sɔ́ːriŋ]【形容詞】舞い上がる、雲にそびえる 【名刺】帆翔、ソアリング、飛翔、屹立」とのこと。なるほど、それで翼がアルバムのデザインのモチーフになっているのですね。BirdWingというハンドルでブログを書いているぼくは、とても親しみを覚えました。公式サイトの http://birdwindsky.jp/ というURLも素敵です。

新宿タワーレコードのインストアライブに行ったあとに購入したファーストアルバム「Raven」。ユニットの名前の由来などをあらためて知り、ますますおふたりの音楽が気に入りました。セカンドアルバム「Kijyaku」から聴き始めたのだけれど、セカンドはポップス的に突き抜けた感じがあるのですが、ファーストはエレクトロニカやフォークトロニカの「通好み」の音作りではないかとおもいました。「某大型CD店では1店舗だけで数百枚を超えるセールスを記録するなどスマッシュヒットとなったデビューアルバム」とototoyで書かれているのもわかる気がします。

セカンドと比較するとかなりアコギがフィーチャされていて、全面的にアルペジオやカッティングが聴こえる。その音色のきらめきは、どこかEpic45 あたりに通じるキラキラ感があります。また、4曲目のイントロ部分のシンセパッドのひろがり具合などはウルリッヒ・シュナウスを彷彿とさせていいですね。と、自分の好きなエレクトロニカのアーティストに引きつけてしまうのもどうかとおもうけれど、洋楽インディーズの雰囲気があるところがとてもいい。

汚し系の音から入って、中近東系というかアジア系のヴォーカルに展開する5曲目「circus」はChilさんの力量発揮という楽曲で、これもまた「通ごのみ」というか、エレクトロニカを聴き込んだひとに評価される曲ではないかとおもいます。あるいは海外で評価されそう。楽曲の引き出しが多いなあ、と感じました。

しかしですね、あえていいたい。技巧ではないのだな、SOARINGのよさは。

正直に書いてしまうと、ぼくはもう何十回と「Raven」を聴いているのだけれど、何度聴いても6曲目の「雨の日」で泣いてしまう。これは比喩でも何でもなく、ほんとうに泣いている(実はいまも聴きながら涙が零れているわけで)。この曲は英語のタイトルが付けられたアルバムのなかでは唯一、日本語のタイトルが付いている曲です。インストアライブでも、セカンドからの曲が多かったのですが、この曲だけはチョイス&演奏されていました。

なんてひそやかや曲だろう、「雨の日」は、とおもいます。ささやき系の歌声だから聞き逃しがちなのだけれど、この曲はChilさんの歌詞がすばらしい。たとえばこんな部分。

かすり硝子を指でなぞる
すっととけるように走る 透明な滴

窓の外はいつもより彩られて まぶしいほどに

次の部分の描写も目にはっきりと浮かぶようです。

香ばしい湯気がそっと薫る
穏やかなときへ誘う褐色

ひとつひとつ その息を
凜と吐き出す 競うことなく

季節は冬なのだとおもいますが、雨の日、結露で曇った窓を指でなぞりながら、コーヒーを入れて湯気にほっと和むひとときのしあわせが楽曲のなかから立ち上ってくる。雨を「憂い」ではなく「天からの恵み」と捉える前向きさ。「つかの間の 安息を もたらしてくれるもの」。

ぼくはかなしい歌ではなく、ひそやかな明るさを歌った曲に泣けてしまう。あ、もうひとつ泣ける箇所が「Raven」にはありました。こちらは歌詞ではなくアレンジの空気感に泣けてしまうのだけれど、8曲目「cage」で3分19秒あたりの展開部分。リバースされたギターに鉄琴の調べが乗ってくるところなのですが、ここが泣ける。鍵和田さんのセンスを感じます。

あらためて考えると、SOARINGの楽曲で気に入っているのは、前向きさ、というか、ひたむきさのような部分だとおもう。セカンドで気に入っている「NIGHT PARADE」にもいえるのですが、ずんずん前進していく歌詞であって、それがChilさんの癒やし系の歌声に乗せて歌われると心地よい。

4月29日の渋谷HOMEのレコ発ライブになんとかして行きたいとおもっています。その日はファーストの「Raven」からの曲も演奏するようなので楽しみです。
世田谷線の松陰神社前駅、三軒茶屋方面の出口からすぐそばのカフェがSTUDYです。道路に面して広い窓があり、オープンカフェのような開放感を醸し出しています。入り口にはワンポイントでツタの茂ったような柱があり、譜面台にメニューが置かれています。

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店の外にも緑がありますが、店内も緑の樹木でいっぱい。天井からも緑が垂れ下がっています。広いなと感じさせる机の配置で、奥の方にはカウンター。

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壁にはマグカップや匙のようなグッズが展示されていて販売されている。おススメのCDも数枚あって、おもわず手にとってみてしまいました。センスがいいなと感じたのですが、「東京カフェ散歩」を読むと、代表者はインテリア関連の仕事を本業とされているとのこと。なるほど。

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P1000534.JPG1000円のランチを頼もうかな、とおもいつつ、注文してしまったのはビール、ハーフアンドハーフでした。喉が渇いていたもので。

カフェを訪れているのにコーヒーではなくビールばかりを飲んでいますが、明るい春の日、商店街を行き交うひとを眺めながら飲むビールはおいしゅうございました。







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■Webサイト
http://www.hanyu-no-yado.co.jp/study/index.html

■食べログ
http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131709/13116317/dtlrvwlst/2040927/

■Googleマップ

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会社の謄本はオンラインで申請できますが、印鑑カードを作っていなかったので申請できず、松陰神社前にある法務局の世田谷出張所に行ってきました。松陰神社を通りがかって、うわっとおもった。以前よりサクラが見事に満開になっている。おもわず写真を撮るために立ち寄ってしまいました。

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法務局で用事を済ませたあとには、松陰神社に参拝しました。まず手水舎で手を清め、吉田松陰先生のお墓参り。それから拝殿でお賽銭を投げ入れ、二拝二拍手一拝しました。事業がうまく行きますように、と。松陰先生の「志」のお守りがほしかったのだけれど、今日は販売所が開いていないようなので断念。

吉田松陰先生は、ぼくの田舎の伊豆下田でも縁のある人物です。世田谷線、松陰神社前の駅を降りたところにある山下書店には松陰先生の本もたくさん置かれていましたが、彼の教えに耳を傾けてみたいとおもいました。
中央線沿線の高円寺あたりにはサブカルチャー的な匂いを感じて憧れています。世間がお花見で浮かれている日曜日の夕方、知人の福田クレアさんが率いるバンド、アクサンテギューのライブを見るため東高円寺にあるU.F.O. CLUBに行ってきました。

受け付けを済ませて階下へ。ゴーイング・アンダーグラウンドなわけですが、防音された2枚の重い扉を開くと、そこはまさにアンダーグラウンド。淫靡な世界でした。紅いライトが点り、天井にはミラーボールが回転し、昭和歌謡が大音量で流れている。

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ジントニックを注文して、いちばんめに登場するアクサンテギューの演奏を待ちます。「好きになったのは友達のパパ」というような歌詞の曲がみょうに耳に残った。誰なんでしょう、あれを歌っているのは。

やがてドラムスとベースの演奏とともに、するするとカーテンが開いてアクサンテギュ-登場。最初の曲は「JJB王国のテーマ」です。

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ヴォーカルの前肩智恵子さんは後から旗を振って登場。

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やはりライブはいい。ドラムとベースのずんずん響く音圧が気持ちいい。メンバー紹介のときにハカセと呼ばれていたと記憶していますが、工藤和彦さんのベースはグルーヴしています。ドラムスの小林たかしさんとともにタイトなリズムで音を支えています。写真はぶれちゃってごめんなさい。

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タータンチェックのスカートを履いた福田クレアさんは、クールにギターをプレイしながらコーラスを付けます。しかしギターはいい音させています。そんじょそこらのギター小僧には真似できない音づくりをしている。

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中盤でヴォーカルの前肩智恵子さんが黒いドレスを脱ぐと、その下はボーダーのワンピース。バンドのメンバー全員がボーダーのマリンルックで統一されているのでした。歌いながら客席にキャンディを配ったり、ステージからキャンディを投げるパフォーマンスもありました。

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アクサンテギューのあと2番目に登場したアベジュリーさんはギターの弾き語りで、高円寺らしい雰囲気というか、演奏するというより「演じる」といったほうが正しいようなパフォーマンスを聴かせてくれました。存在感があります。フォーク魂というか、そんな感じ。

P1000492.jpg大笑いしてしまったのが3人編成のソフト・レスラーズですね。これは楽しかった!黒縁眼鏡をかけたギターの方は海水パンツ姿にストラトキャスターといういでたちなのですが、「宇宙・・・宇宙・・・」という語りのパフォーマンスからはじまり、掌編的なロックを演奏する。ギターの調子が悪くて苦戦していたところも含めて、何度も大笑いしました。

カウンターの椅子によりかかってステージを観ていながら、ふと隣りにいた女性に「いつも来ているんですか」と訊ねてみました。「アベジュリーを観に来ているんです」とのこと。ふつうの女性だとおもっていたのだけれど、こちらを向いた目が知的に澄んでいて、ちょっとひるみました。お話したのはそれきりです。またどこかのライブでお会いできるといいなあ。

ライブハウスを出ると、コンビニで買ったサンドウィッチのようなものを食べている福田クレアさんに会い、音楽についてしばし立ち話しました。楽曲を作っているときにはのめり込んでしまい、ほとんどその他のことができなくなってしまうとのこと。ドラマの主題歌のようなお茶の間にウケる曲を作りたいともおっしゃっていました。ふむ。ぼくはインディーズ志向なのだけれど、一般に求められている曲を提供したいという志もわかります。

P1000497.jpg丸ノ内線東高円寺の駅まで歩くあいだ、さくらが咲いていました。夜桜がきれいです。ジントニックとビールだけで食事をしていなかったせいだけれど、なんだか途方もなくお腹が空いた自分がいました。

477415556XiPad mini 仕事術 やってイイことダメなこと
池田 冬彦 中筋 義人 朝倉尚 久我 吉史
技術評論社 2013-02-22

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3月1日、仕事用にiPad miniのセルラーモデル(au)を購入しました。あったらいいなとおもっていたガジェットですが、その機能と使いやすさは想像以上でした。まだ使いはじめてから1ヶ月に満たないのですが、手放せないツールになりつつあります。電車のなかでWebサイトを眺めたり、テザリングしてMacBook AirのWi-Fiルーターとして使ったり、TuneIn Radioというアプリでラジオを聴いていたりしています。

仕事で使うiPad miniの本をいろいろ探したのですが、これはという本がない。そんなとき仕事の打ち合わせの帰りに書店でこの本に出会いました。むぅ、この本はちょっといいかも、とおもいつつ、一度はスルー。やっぱり欲しくなって後日、買い求めました。

CamScannerHD_icon.jpgこの本の何に惹かれたかというと、たまたま立ち読みしたときに、名刺管理はiPad miniで写真に撮る、というTipsを読んだことです。ああ、そうかカメラにはそういう使い方もあったんだ、と目からウロコでした。本を購入したあとで「CamScanner HD」 という無料アプリのことも知り、このアプリは徹底的に活用しています。

「CamScanner HD」 は、とにかくすごい。カメラで撮影した名刺を自動的に切り出して、OCRをかけることもできる。と、ぼくはびっくりしているのですが、こういうことはタブレットユーザーには常識だったのでしょうか。Android版もあるので、スマートフォンでこのアプリを活用して名刺管理しているビジネスマンもいるはず。そんなビジネスで活用したい定番アプリが小気味よく紹介されています。

書籍の作り方として特筆したい工夫は3点あり、アプリから紹介ではなくて「やりたいこと」からの逆引きになっていること、見開き完結のモジュール化が徹底されていること、そしてタイトルで明示されていますが、「やってイイこと」だけではなく「ダメなこと」も書かれていることです。

iPad miniの全能感を謳う本もあるかもしれないけれど、ノートパソコンの代替として何にでも活用できるかというとそうではない。iPad miniには向いていないタスクもある。ただ活用を煽るのではなく、やっちゃいけないことを書いている編集姿勢は誠実であり、賢いとおもいました。

税込みで1,500円程度というリーズナブルな価格で、さらにでっかいムックの体裁ではなくiPad miniよりひとまわり大きい程度のA5判サイズというのもうれしい配慮です。画面がくるくる回転することを止めるロック機能などは基本中の基本なのだけれど、この本で読んで、あ、そうかとあらためて確認しました。そんなビギナーの疑問に答えるさりげない使い方も網羅されています。

この本で紹介されていることで、ぼくがこれからやりたいとおもっていることは、iTunes Uで慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの講義を視聴すること(ちょっとダウンロードしてみたけれどすごい。大学の授業がそのまま視聴できる)と、iPad miniを使ってデスクトップPCをリモートで処理することでしょうか。結構、高度な活用術まで紹介されている本だとおもいます。
3月22日金曜日の夜、帰宅につくひとびとの流れに逆らって世田谷から新宿へ。新宿TOWER RECORDSの7階で開催される SOARING インストアミニライブに行ってきました。15分前ぐらいに着いたのだけれど、会場に集まっているひとは疎ら。と、おもっていると続々とひとが集まってきて、開催時にはいっぱいになりました。

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時間になってSOARINGのおふたりが登場。エレクトロニカのコーナーにアルバムが置かれていたのでラップトップなスタイルなのかなとおもったのですが、歌とアコギというシンプルでアンプラグドな構成でした。むしろそれがいい雰囲気。

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「いつもは(ライブハウスなどの)暗い場所ばかりで演奏しているけれど、今日はみなさんの顔がみえて恥ずかしい。緊張している」などという言葉もありましたが、笑顔がみえて楽しそう。

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演奏がはじまると、ヴォーカルのChilさんの声に魅了されました。ギターの演奏をバックにしているので歌詞も聴き取りやすい。ささやき系の歌声だとおもうのですが、ひとの歌声は楽器だな、と感じる。PAでは、かなり明瞭なディレイをかけていて、生の声とディレイの声の重なりがうつくしい。

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セットリストはこんな感じだったかな、と。

  1. RONDO
  2. BAMBOO
  3. 雨の日
  4. GO
  5. RIVER
  6. NIGHT PARADE
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「GO」の前に「みなさんお花見に行きましたか」というChilさんのMC。手を揚げるひとがたくさんいました。お花見も今週までというウワサも聞き、さくらが散らないうちにお花見しておきたいとおもいました。ぼくの左隣に、きれいなOLさんが3人いらっしゃったのですが、どうやら彼女たちはChilさんの知り合いらしく、行ったよね、というような相槌があってちょっと和んだ。

アコースティックギターを弾いているTakuya KAGIWADAさんは前髪が長く、うつむいて弾くギタースタイルがシューゲイザーっぽくていいです。ブリティッシュな感じ。かっこいい。今回はアコギだったのですが、ライブではエレキなども弾くのでしょうか。轟音リバーブで、王道シューゲイザーを演奏してほしいですね。

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ライブが終わると、SOARINGおふたり自らから、アルバム購入特典である未収録2曲の入ったCD-Rをいただきました。

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びっくりしたのは、NIGHT PARADEをTOWER RECORDSで試聴して泣けました、とお話したところ「ブログ書いてますよね」と言われたこと。ぼくのブログのエントリをおふたりで読んでいたようなのです。うれしかった。

これがいただいたものです。

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サインもいただきました。

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アンプラグドなライブを堪能したあとにはファーストアルバムも聴きたくなり、TOWER RECORDSの10階のフロアに行って購入。4月の29日には渋谷HOMEでライブもあるそうです。行きたい。久しぶりに追いかけたいアーティストに出会いました。

最後に、ライブで生の演奏に触れて、あらためて、この曲は素晴らしいとおもったのでエントリに掲載します。「NIGHT PARADE」です。


会社登記が終わりましたが、補正期間というものがあります。法務局で書類をチェックし、不備がみつかった場合は連絡がある期間です。大丈夫かな、とおもっていたら、やはり呼び出されてしまった。なんと住所を間違えていました。凹みました。自分の住所を間違えるなんてどうかしている。

とりあえず気を取り直して法務局に出向いて書類を修正。その帰りにせっかく松陰神社前に来たのだから、先日買った本「東京カフェ散歩」に載っているカフェに入ってみようとおもいました。そうして訪れたのが「カフェロッタ」です。

世田谷線の線路を渡って反対側へ。しばらく歩いたところで店をみつけました。通りに面した入り口は、大きなガラス窓に手書きの絵。白いペンキで塗られた小屋風の佇まいで、たいへん失礼なのですが、オモテにメニューなど何も置かれていないので、うーむ入って大丈夫かな、としばし躊躇ってしまった。

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ところが入ってみると、とてもあったかい雰囲気です。ウッディな内装がやさしい。壁はイチゴジャムのような色だったりして、女性は好きそう。

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和室のようになっているという2階が気になったのですが、2階は喫煙席のようでした。メニューはオムライスなど充実しているようです。カフェオレを頼もうとおもいながら、オーダーしてしまったのはハートランドのビール。ナッツが付いてきて、ちょっと嬉しい。

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隣の席では就活中の学生と先輩らしき女性たちが和やかにお話していました。本を読んだりiPad miniでWebサイトをブラウジングしたり、ゆったりとした時間が流れます。控えめな音楽が心地よい。店に入ってくるお客さんは女性の方が多いようです。子供連れのママさんもいる。

かわいい女性の店員さんが3人、楽しそうに働いていました。店を出るとき、いま店内にかかっている音楽いいですね、誰ですか、と訊いてみたところ、「ジャック・ジョンソンです」と教えてくれました。

ジャック・ジョンソン、いいかもしれない。タワーレコードで試聴したことがあったな、買わなかったけれど。iPad miniでジャック・ジョンソンのことを調べながら世田谷線のちいさな電車に乗って帰りました。

B0007GAEVWIn Between Dreams (Dig)
Jack Johnson
Umvd Labels 2000-01-01

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このアルバムは買うかも。YouTubeから彼の「Never Know」。

Jack Johnson - Never Know


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ブログをみつけました。偶然ですが22日は開店記念日だったのですね。お祝いいたします。

■ロッタのことと わたしのこと 3月22日は・・・。
http://cafelotta0322.jugem.jp/?eid=436

■食べログ
http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131709/13013128/

■Google マップ

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本とカフェとは密接な関係にあるとおもいます。通常ぼくはエクセシオールカフェとかスターバックスコーヒーを利用しているのですが、電子書籍とはいえ本を作るものとして、本と相性がいいカフェなるものを究めてみたい。本を読むのに最適な環境をみつけることも大切です。最近はブックカフェというものが人気があるらしい。読書会なども行われているらしい。

そこで買い求めたのが次の2冊です。

4396315910東京カフェ散歩 観光と日常 (祥伝社黄金文庫)
川口 葉子
祥伝社 2012-12-12

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4768304109TOKYO BOOK SCENE (玄光社MOOK)
玄光社 2012-11-28

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趣味なのか仕事なのかわからなくなってきましたが、これを仕事にするのだ。
法人登記が済んでほっとしたぼくは、どこかでのんびりビールでも飲みたいとおもいました。すかーっと視界が開ける場所でひといきつきたい。そんなぼくの目に飛び込んできたのは三軒茶屋のキャロットタワーでした。松陰神社前からすぐ近くなのです。そこで世田谷線に乗り込んで三茶まで。にんじん色をしたキャロットタワーの26階にある展望台に行きました。

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霞んでよくみえなかったのですが、こちらの方角には富士山があるとか。

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スカイレストランに入ると、ちょうど東京タワーや六本木ヒルズの前の席でした。らっきー。スカイツリーも見えます。

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眼下にひろがる風景を眺めながら、平日の昼間に飲むビールがうまい。法人登記が完了したお祝いということで、たまにはいいでしょ、こういう贅沢も。薄い水色から濃い紺に向かう青空のグラデーションがきれいです。

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ビールでひといきついたら、カフェオレを注文して、MacBook Airを開いてお仕事。iPad miniがセルラーモデルなのでLTEをつないでテザリングして使っています。クラウドに書類を放り込めば外出して仕事ができる。この写真は、グーグルのAdWordsをはじめたので、リスティング広告の結果をウォッチしているところです。

ソーシャルメディア界隈のひとはノマドがどうだとかしかめっ面で語るのが好きだけれど、スタイルに理屈は要らないとおもうんですよね。時間と空間の束縛がなくなるのは独立した人間だけにもたらされる恩恵であり、しかしながらどんなに自由でも、こころが窮屈であれば自由を楽しめない。逆に組織のなかにいようと牢獄のなかにいようと、こころが自由であれば解き放たれているとおもうのです。

正直なところ、ぼくは起業を考えてから自分の時間がなくなりました。常時稼働状態で、起きている時間はいつも新しい企画や仕事のことを考えていて、もーだめだとおもったら寝る。さいわい自室がオフィスなので、ねむたくなったらいつでも眠れる。でも、苦痛じゃない。お金の面は別として、自分の責任のもとに叶えたかったライフスタイルを実現しているわけで、自分の裁量で自分の仕事を決めることができるのは、ものすごく楽しい。

はやく起業しときゃよかったよ、とおもう。しかし、他人には薦めません。自由ではあるけれど常に先行きのみえない不安に晒されているこの状態は、耐えられないひとには耐えられないんじゃないかな、とおもう。

とはいえ、ぼくは自分でこの生き方を選んだわけです。他人の揚げ足を取ったり、他人を貶めることで自分の優位性を得て満足したり、常識的な生き方しか認められなかったり、そんなのってくだらないじゃないですか。窮屈な枠組みのなかで生きるよりも、枠組みを超越した自由人でありたい。

だからぼくは起業しました。そしてちょっとだけしあわせになった気がしています。
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法務局の世田谷出張所が松陰神社の近くでした。さくらがきれいに咲いていて、おもわず登記するのも忘れて携帯電話で写真を撮ってしまった。結局、提出した書類には不備があり、一度オフィスに戻らなければならず、ふたたび午後に松陰神社まで訪れたのだけれど、苦にならなかったのは、うつくしいさくらのせいだったかもしれません。
駆け出しの企業だから、多くの方に存在を知っていただくためのPR活動は大切です。サービスのリリースも展開していくつもりですが、まずは会社設立のプレスリリースを作成しました。

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PDFファイルはこちら。
Press Release130321.pdf

フライングですが、昨夜、以下のような無料PRのサービスを展開しているところにリリースを投稿しています。

プレスリリースゼロ
ぷれりり
HARMONY PRESS

営業活動と並行してPR活動も継続します。そもそもリリースになるような情報を作りたいですね。
技術評論社の『iPad mini 仕事術』はコンパクトにまとまっていてわかりやすく、名刺を写真で管理するTipsにへーっとおもいました。もう一冊は、あさ出版の会社設立に関するマニュアル本。ネットで調べているのですが、体系的にまとまっている本があると助かります。

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レジで会計を済ませているときに、hontoカードをいただきました。こんなところでhontoに出会うとは。iPad mini で会員になろうとしていたときなので、いいタイミングでした。

477415556XiPad mini 仕事術 やってイイことダメなこと
池田 冬彦 中筋 義人 朝倉尚 久我 吉史
技術評論社 2013-02-22

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4860635132会社の設立・資金繰り・申告・節税、ぜんぶこれ1冊でわかります
広瀬 元義
あさ出版 2012-02-17

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電子書籍業界の動向を把握し、知識を深め他企業との交流をはかるため、業界団体に参加を考えています。参加する団体の候補に日本電子出版協会様があるのですが、事務局に資料を求めたところ、メールとともに郵送で立派な書籍をいただきました。

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電子書籍の出版は黎明期といえるとおもうのですが、いままで真剣に取り組んでこられた方たちの「クロニクル」がある。学びたいとおもいます。
新宿タワーレコードのエレクトロニカ関連のフロアで強力にプッシュされていたSOARING。よいです。

Kijaku
SOARING
Kijaku
曲名リスト
1. Night Parade
2. Ship
3. bamboo
4. river
5. go anywhere
6. prelude
7. Rondo
8. heart
9. Picture at park
10. Universe

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1曲目「NIGHT PARADE」を試聴して、ひさびさに背筋に電気走りました。琴線に触れた。泣きたくなった。YouTubeの動画も素敵です。





これ、よくないですか。いいですよね。いや、ぼくは何度も聴き直してしまったなあ。ビートルズのディア・プルーデンスを彷彿とさせる半音階で下っていくギター。きらきらしたエレピとボイスをサンプリングして散りばめたイントロ。そして中間部ではベースが高音でメロディックに歌っています。

アルバムのなかでは、1曲目のほかに4曲目「river」はベースラインが気に入りました。輝いた音のファンタジックな音の世界が拡がります。アコースティックギターの音からはじまる9曲目の「Picture at park」のノスタルジックな感じもいい。アレンジがいい。それから、この曲のようなルートを外したベースが好みです。

アルバム購入者特典で、3月22日のインストアライブの引き替え券もいただきました。ミニライブ終了後にはアルバム未発表曲2曲入りのCD-Rもいただけるらしい。これは行きたい。

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昨日、かつて勤めていた会社の上司にお会いしたあと、久しぶりに新宿のタワーレコードに行って試聴タイムに耽りました。エレクトロニカ関連の棚のアルバムをじっくりと聴き込み、2枚を購入。

1枚目はMint Julep / Save Your Season。

Save Your Season
Mint Julep
Save Your Season
曲名リスト
1. Chasing the Wind Catching the Shadows
2. Aviary
3. Days Gone By
4. Save Your Season
5. To the Sea
6. Cherry Radio
7. No Letting Go
8. Stay
9. Time Is Distance
10. Why Don't We

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ジャケットでは次のように謳われています。

ゴールドムンド/ヘリオスとして人気のキース・ケニフと彼の奥さんのホーリーによるユニット ミント・ジュレップ。エレクトリック・シューゲイザーの最高傑作の誕生です!

ぼくの感覚ではエレクトリックな印象はあまりないのですが、確かに遠くに響くようなギターはシューゲイザーです。国内盤は、モグワイ/ウルリッヒ・シュナウス/ヘリオスによるリミックスを3曲収録。モグワイとウルリッヒ・シュナウス好きな自分にはたまらないですね。うん、確かに彼らに近い音作りという気がします。

ささやき系のボーカルがポップです。おもい出したのはスクール・オブ・セブンベルズ。あの系統の音楽が好きであれば、聴いてみる価値はありそう。

おススメは、2、4、6、8~10曲目。4曲目はアルバムタイトルの曲ですが、奥行きのあるシンセとシューゲイザーのギターによる音作りがノスタルジックです。ベースのシーケンスも気持ちいい。6曲目はウルリッヒ・シュナウスという感じでしょうか。ボーナストラック、ウルリッヒ・シュナウスRemixの11曲目の浮遊感もいい。

YouTubeから2曲目「Aviary」。

レコード会社で働くかんな(宮崎あおい)は新人の発掘が担当。あるパンクバンドを発掘してサイトに掲載したところ10万ページビューを稼いでしまった。しかし、その映像は25年前のものであり、バンドは既に解散していた。25年前のパンクなおじさんを再結成させようとするのだが・・・。

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宮藤官九郎さんの監督・脚本が楽しい。奮闘するかんなを演じる宮崎あおいさんがキュートです。おしゃれだけれども熱さが感じられない新しい音楽に対する風刺も効いていて気持ちがいい。人生はパンクなほうが面白い、かも。Kindle Fire HDでTUTAYAのアプリからレンタルして観ました。
KindleのTUTAYAアプリに登録したところ、キャンペーンのクーポンをもらったので100円レンタルで観ました。『ボーイズ・ドント・クライ』は、遠い昔に観た記憶があります。

映画は性同一障害を持ったブランドン・ティーナという実物の人物を描いた作品。女性の身体を持ちながら、男性になろうとするブランドンの、ひりひりするような日々そして・・・が展開されます。

B006Y2KOUEボーイズ・ドント・クライ [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2012-03-16

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Kindleで映画がレンタルできるのは便利。ただ、映画を観るのであれば7インチではなく、もう少し大きな画面がほしいかも。
名刺の紙サンプルが届きました。なんだか楽しい。


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紙は手触りや色から、再生紙ホワイトにしました。100枚につき210円加算されてしまうのですが。

名刺の制作については、データ入稿も可能ですが、ブラウザ上で名刺を作ることができるサービスを展開されています。完成した名詞はそのまま注文へ。注文後、宅配便であれば1~2日で自宅に届く。

うむ。便利な時代になったものです。

便利なサービスを展開されているのはこちら。

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E-Ink採用の楽天kobo glo。最初はE-Inkのレスポンスの悪さにがっかりしましたが、文字はとてもきれいで読みやすい。そして、この大きさはまさに電子書籍としてはベスト。文学などの文字ものを読むには最適なツールだとおもいました。結構気に入っています。


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株式会社の設立には印鑑が必要になります。丸いのが2つと四角いのが1つ。丸いのは実印と銀行印で、四角いのは認め印。家の近くにあったハンコ屋さんがなくなってしまったので、どうしたものか、とおもっていたのですが、いまネットで注文できるんですね。しかも速い。

ハンコヤドットコムさんにお願いしました。


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いちばん安いハンコにしたのに、20,000円もかかってしまった。

近所のauショップでiPad miniを購入。セルラーモデルなのでLTEが使えます。ティザリングして他の機器も使えるようにしたい。Kindle Fire HDと並べてみるとこんな感じ。ええと、いちばん左にあるのは、ぼくの手帳(アナログ)なのですが。


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楽天のKobo gloも注文しました。確かクアッドコアだったとおもうのですが、Nexus7もほしい。やはり、電子書籍のプロになるとすると、あらゆる端末を触っておきたいものです。

AmazonでKindle Fire HDを購入したとき、一緒に電子書籍関連の本も購入しました。日経BP『これ一冊で完全理解 電子書籍』は100ページ程度の薄いムックですが、端末やストアの紹介はもちろんキーパーソンへの取材も掲載されていて、充実しています。株式会社登記が終わったら、この本に紹介されているさまざまな方に会いに行きたい。

これ1冊で完全理解 電子書籍 (日経BPパソコンベストムック)
これ1冊で完全理解 電子書籍 (日経BPパソコンベストムック)西田 宗千佳

日経BP社 2012-12-07
売り上げランキング : 47355


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アマゾンジャパンKindleコンテンツ事業部長の友田雄介氏による次の言葉に打たれました。

kindleとは端末ではなくサービスです。

ところで、Kindle Fire HD 購入と同時にAmazonで買ったのは次の本もあります。

電子書籍を無名でも100万部売る方法
電子書籍を無名でも100万部売る方法ジョン ロック 小谷川 拳次

東洋経済新報社 2012-12-07
売り上げランキング : 15871


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まだ読んでいないのですが楽しみです。

BOOKS

以下のムックおよび書籍で原稿を書かせていただきました。

4800249368天皇家の食卓と日用品 (TJMOOK ふくろうBOOKS)
宝島社 2015-12-04

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4800246660月とこよみの本
林 完次
宝島社 2015-09-18

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詩の電子書籍です。

B00CPQ6MM2天秤座の彼女 (ポエムピース電詩文庫)
マツザキヨシユキ 外岡浩
株式会社ソーセキ・トゥエンティワン 2013-05-08

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B00CXACOIG小峰に纏わりつくネコ (ポエムピース電詩文庫)
マツザキヨシユキ 外岡浩
株式会社ソーセキ・トゥエンティワン 2013-05-20

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DTMアーカイブス



自作曲弾き語り

ネバー・エンディング・ストーリー(THE NEVER ENDING STORY Cover)